HONEY・BAYROOM 野村です
今回は“承認欲求”にフォーカスを当てていきたいと思います。
まず、欲求というものに関して知っている方もいると思いますが
マズローの欲求(5)階段層
これが主な主軸を置く考えにしていきましょう。
高次
↑ ◆自己実現欲求=あるべき自分になりたい
|◆承認欲求=他者から認められたい
|◆社会的欲求(所属・愛の欲求)=集団に属したい・仲間がほしい
|◆安全欲求=安全安心な環境にいたい
↓◆生理的欲求=食べたい・寝たい
低次
となっています。
この考えは低次⇨高次の順番に満たしていく事で上がって行きます。
おおくの人は社会的欲求・承認欲求の中にいる事が多いよう、、
ここで大切なのは自己実現欲求に心身共に上がる事だと言われています。
承認欲求は誰にでもあり、幼い頃から“見てもらいたい・評価してもらいたい”と
あります。
◆他者承認・自己承認
承認欲求でも高次の“自己承認”と低次の“他者承認”があり
良く周りで聞く承認欲求とは主に他者承認の事だと思います。
他人に認められたい・存在価値の評価に依存する事で
他者の承認を得るために自分の感情を殺す・自身を犠牲にしてしまい
他者承認にとどまり続けると自分を殺す可能性が出てきます。
マズローの著書にも「この次元に留まることは危険である」と書かれています。
自己承認とは“”自分で自分を認めたい“というもので
【技術を磨く・能力を高める・自身の信頼を高める】事で満たされ
存在価値を自分の基準で考る事ができ、精神的な自立が出来るようになります。
ただ、理想の自分を高く掲げ、“今の自分”に見合わないようだと
自己承認が保てず、逆に自信を失い、現状に不満が出てきて
それを満たすのに他者への承認(他者承認)に依存しやすくなるようです。
◆承認+〇〇欲求
承認と共に重なる欲求があります。
・優越(欲求 ※省きます)
・自己顕示
・対立
・同化
・救護
①【優越+承認】
“他者よりも優れていないと認めてもらえない”と言う潜在意識からくるもので
過去の栄光やステータスを尊重し、他者より優れていたい気持ちが強く
上からのアドバイスや他者の批判で相対的に価値を上げてしまう点がある場合も
②【自己顕示+対立+承認】
“注目されていないと・その他多勢と同じ存在ではいけない”と言う意識が強く
自分はこう思った・皆もこうあるべきという主張も多く
“自分自身が好き”と言った印象があるようです。
③【同化+承認】
自身の思いより、他者への同意や共感をしがちになり
“他人とおんなじでないと自分は認めてもらえない”と言った意識が強く
承認を得るために同じ感性・同じ意見と合わせてしまう。
④【救護+承認】
“愛されたい・気にかけてもらいたい”という潜在意識が強い
対人、家族、恋人、不幸などなどを理由に認めてもらいたい・心配されたい
と言う思いからくるようです。
◆自己肯定を高める
色々な承認があるなか、自己実現欲求と似た
自己肯定を持てる、高めていけるようになると承認から肯定に
シフトしやすくなっていくのではないかなと思います。
承認と言う意識や考えは持ってはいけないものではないし
あって当然、社会と言う環境にいる事では必要な時は多く存在すると
思いますし、“他者の気持ち”を考えたり気付きやすくなる
1つの考えだと思います。
ただ、上記でもあったように
他者承認にとどまり続ける事で見失うものは多くあるのかなと
本当の自分の持っている技術や
美容師(他業種でも)としてのどのくらい他者に影響のある仕事なのか
楽しさや幸せ、やりがいは自分の近くにあるのに
他者の“ラクそう・幸せそう”に同調し過ぎ、見失ってはほしくないと思います。
人とはコミニケーションをとっていく為に
集団・仲間⇨コミニケーション⇨承認と言う順序で進むはずが
SNS(悪く言ってるわけではありませんw)ではダイレクトに“承認”になり
人に伝える方法ってのを知るきっかけが少なくなり見失いやすいのかなと、、
自分も承認欲求は多くは無いかもしれませんが、ありますし
お客様に対しても、スタッフに対しても、そして自身に対しても
肯定的な考えも持ちつつ、自己実現欲求も立て
より良いコミニケーションをとって行きたいともいます!
HONEY・BAYROOM 野村悠記
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